スライドショーの説明ウィンドウを設置しました。
  サムネイルの下のバナーをクリックするとポップアウトウィンドウが現れます。
  サブ・ブログ 萬年筆 - Stylo et Vie にも説明を載せています。   

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   <お知らせ>

 このホームページのスライドショーでは、写真をゆっくり見ることができないという御意見をいただきました。
 そこで、できる限りになると思いますが、スライドショー無しで写真をアップすることにしました。別のブログページを利用して新設しましたので、ご覧ください。
 写真のブログは「萬年筆 - Stylo et Vie -」としました。このホームページのサブ・ブログのつもりです。
 上の画像をクリックするとサブ・ブログに移動します。写真の下には、このホームページでの紹介記事を表示するバナーを用意してあります。
     URL:http://blog.zaq.ne.jp/contrail/ 

フォトコンテスト フォトコンテスト フォトコンテスト フォトコンテスト






  昨年(2011年)11月の初めに万年筆通販店ペンハウスから次のようなメールが来た。

      ■『あなたのデスク大公開』フォトコンテスト!
      ━デスク写真大募集!賞に選ばれた方々には豪華プレゼント━
      ご自分(知人・友人も可)の自宅・会社などでお使いのデスク。
     「他人に見てもらいたい」「これは!」と思う机上がございましたら、
     「あるがまま、そのまま」で深く考えず、すぐにシャッターを...。
      ぜひお気軽にドシドシ応募ください。
      大賞受賞者様には、なんと#0,000円分のお買い物ポイントをプレゼント!

  
  上のメールのとおり、「深く考えず」に応募した。「あなたのデスクを大公開」と
 いうことだったので、以前、モンブラン149をPENSに載せた時、デスクの写真
 もあったなぁと思って、それを投稿することにした。

  今年に入って、「そう言えば、あのコンテスト、どうなったのかな」と思い出して、
 ペンハウスのページを見てみると結構な応募があり、なかには綺麗な写真や味わい深
 い写真、楽しい写真などが沢山あった。
  どう見ても入賞なんかするわけないと思って、暫く忘れていたが、つい最近になっ
 て、「そう言えば、結果はどうなったのだろう」と思いついて、トップページを探し
 てみると、やっとのことで、結果のページを見つけた。
  開けてみると、驚いたことに、私の写真が選ばれていた。「棚から牡丹餅?」最初
 は、いや、今でもそう思っている。

  もっと優れた綺麗で味のある写真がたくさんあって、私ならこれだなぁと思う写真
 がいくつもあった。上位2枚の写真(上の2枚目が大賞、3枚目が優秀賞、これは誰
 もが納得の結果だと思う)もそのうちの2つ。このコンテストはこれが初めてではな
 いらしい。出展者のコメントを読むとそれがわかる。
  次に応募するなら、片手間ではなくて、デスクのフォトコンテストに相応しい写真
 を撮って応募しようと思う。そうしないと他の参加者に申し訳ない気がしてならない。



 カレンを手にしてから15日あまりになる。少しずつ使い方が分かってきた。
 まず、キャップを尻軸に付ける時のこと。他の万年筆は、軽く差し込むだけで確り固定されるが、この万年筆、カレン ブラックシー STは、予想以上に力を入れてクイっと差し込まなければ、文章を書いているうちに外れてしまう。

 カレンには、最近出された「コンテンポラリーブラックST」や、従来からある他のタイプの外装のものがある。それらは軽く差し込むだけで確り固定されるのかもしれないが、実際には試したことがないので分からない。
 この点は、ペリカンやモンブランのように軽く差し込むだけでまるで吸い付くように固定されて外れないのとは、随分勝手が違う。ボディにキャップの差し込み傷が付くのを嫌う私には違和感があった。
 しかし、不便なことには代えられないので、思い切って通常より深く差し込むつもりで力を入れてみると、ある点でぴたっと止まり、そこまで差し込むとキャップは外れない。セルロイドやエボナイトのような吸湿性のある柔らかな素材とブラスの上にラッカーを塗った素材との違いだと思うが、あるいはこれも個体差があるのかもしれない。
 ともあれ、コツが分かればキャップが外れる心配はない。今のところキャップの差し込み傷も付いていない。

 次にインク。ペン先を見て、ハート穴がないのに、しかもペン芯も見えないのに、どうしてインクが送り出されるのか不思議だったが、極めて順調に、ほど良くインクが紙に乗る。
 最初は、自分でブレンドしたオリジナルインクを入れて使っていたが、細字のペン先にはウォーターマン独特のブルーブラックが似合うと思って、カートリッジに代えた。
     (右の見本は、紙のテーブルナプキンに
               インクを吸わせたもの)

 日本で手に入る殆どのメーカーのブルーブラックを試したが、結局落ち着いたのは4色だ。粒子が最も小さくて書いた時の色と1年後の色が変わらないペリカンのブルーブラックと墨色に近いシェーファーのインクと、ブルーブラックと思えないほど鮮やかでターコイズっぽい色のウォーターマンのブルーブラック、それにブレンドした自分のインクだ。
 太い線にはオリジナルを入れて、細い線には、万年筆に応じて既製のインクを入れている。カレンにはそのメーカーのブルーブラックが似合う上、インクフローも最も安定している。

 最後にペン先の角度。海外メーカーの万年筆の殆どがそうであるように、ペンポイントが通常はペン軸の上部に沿って、やや中心より上にあるのだが、カレンはそれが鉛筆の芯のように軸の真ん中にある。この角度の差は、日本語を書くのに大きな影響を及ぼす。英文を書くのには、羽根ペンのようにペンポイントが上にあるほうが書きやすい。
 しかし、漢字を書くのには、和筆の穂先のように中心にあるのが良い。海外メーカーの万年筆で、ペンポイントが中心近くにあるものを求めるなら、かなり大型のものでなければならない。ペン軸が太いと、握った時に自ずとペンポイントが中心寄りになる。
 私が、大型の万年筆を好む理由もそこにある。それでも、最初に買ったモンブラン149は、購入時にペンポイントを1㎜ほど中心に寄せて貰った。それで随分書き味が変わった。カレンは最初からペンポイントが中心にある。鉛筆やボールペンのように完全に中心にあるわけではないが、限りなくそれに近い感覚で筆記できる。
    【PENS ウォーターマン カレン ブラックシー STの記事にリンク】

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