近代の短歌には素晴らしいものがある。代表的な歌人の作品を書いてみることにした。
儚い歌や恋の歌、自然を詠んだ歌など、100年ほど前の情景が色褪せず蘇る。
上から順に
与謝野晶子
与謝野晶子
正岡子規
石川啄木
正岡子規
与謝野鉄幹
佐佐木信綱
斎藤茂吉
儚い歌や恋の歌、自然を詠んだ歌など、100年ほど前の情景が色褪せず蘇る。
上から順に
みだれ髪を京の島田にかへし朝 ふしていませの君ゆりおこす
うすものを 昼の間は着るごとし 女めきたる初秋の雨く
籠にもりて 柿おくりきぬ古里の 高尾の楓色づきにけん
さりげなく言ひし言葉はさりげなく 君も聴きつらむそれだけのこと
くれなゐの二尺薔薇の芽の 針やはらかに春雨のふる
わが妻よ君を守りて足らざりき 病む君を見て悔ゆれど遅し
ゆく秋の大和の国の薬師寺の 塔の上なる一ひらの雲
あかあかと一本の道とほりたり たまきはる我が命なりけり







